財団の紹介
理事長挨拶
当財団は、1938年(昭和13年)、日本で最初に電気の供給を始めた東京電燈株式会社の創立50周年を記念して、 財団法人東電電気実験所として設立されました。
設立者は東京電燈の社長であり、また阪神急行電鉄の社長で宝塚歌劇団の創設者である小林一三で、小林一三自ら初代理事長に就任しました。
当時は、昭和恐慌後の景気回復と日本経済の重化学工業化の進展により電力需要が急増しており、我が国の発展には電力会社として電力供給にとどまらず、電気に関する研究が必要との想いから、基礎研究、実用化、工業化を行うための実験工場を設け、事業を開始しました。
1957年(昭和32年)に研究助成事業を新たに開始、東京電燈株式会社の創立100周年を迎えた1986年(昭和61年)には研究助成を行う財団としてスタートしました。 その後、現在に至るまで、大学などの若手研究者を対象に、電気・エネルギー分野における基礎研究を促進することを目的に、創造的な基礎研究への研究助成、海外との技術交流への援助、博士課程の研究員への奨学金給付を行ってまいりました。
これまでに助成した研究者の方々は1,600名以上、助成の総額も33.3億円に達しております。
電気・エネルギーを取り巻く事業環境は、地球環境問題と相まって地球規模で大きく変化しており、異分野技術の融合など電気・エネルギー分野におけるイノベーションの期待がこれまで以上に高まっております。
引き続き、事業活動を着実に進め、一層の社会貢献に邁進する所存でございます。何卒ご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
公益財団法人東電記念財団 理事長 山口 博
基本情報
名称(英文名) | 公益財団法人東電記念財団(TEPCO Memorial Foundation) |
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設立 | 昭和13年 7月26日 |
行政庁 | 内閣府 |
基本財産 | 50億2,795万円 |
沿革
昭和13年 7月 | 東京電燈株式会社開業50周年を記念し、商工大臣の許可を得て、同社寄付金により財団法人東電電気実験所を設立 川崎の実験工場で研究事業を開始 |
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昭和17年 8月 | 財団法人東電記念科学技術研究所と改称 |
昭和32年 4月 | 寄附行為を変更し、研究助成事業を開始 |
昭和61年 10月 | 寄附行為を変更し、研究助成事業を拡大 |
平成2年 11月 | 寄附行為を変更し、奨学事業を追加 |
平成22年 6月 | 公益財団法人東電記念財団と改称 |
役員・評議員
理事長 |
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常務理事 |
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理事(50音順) |
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監事(50音順) |
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評議員(50音順) |
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審査委員
審査委員長 |
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審査委員(50音順) |
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